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『妙光寺浄土基金』

2014年9月

『浄土』とは

浄土は一般的には美しい光景、妙なる調べ、かぐわしい香り、おいしい食べ物、心地よい触感にあふれたところといわれます。

浄土で気持ちを整え、世の中の在り方を見直すと、すべての存在はつながりあっていること、
(自分のなかに中心となるものが居続けて、それが心を動かすという思い)」というものはないことに気づく。すると、すべての執着から離れ、静かで満ち足りた心のやすらぎにつつまれると教えられています。

妙光寺はそんな安穏な心を育む浄土でありたいと、これまで沢山の方々のご協力をいただいて、本堂をはじめとする建物・境内環境の整備を続けてきました。近ごろは「境内も墓地もいつもきれいですね」「本堂や院庭で過ごしているととても落ち着く」「お参りすると元気がもらえる」など言われることが多く、思いがかないつつあるのかなと喜んでいます。

妙光寺の運営

こうしたお寺の運営は、檀信徒の皆さんからのお布施と寄付で成り立っています。住職はその中の宗教法人妙光寺からの月給で生計を立て、所得税を払い、さらに寺に家賃を払って住んでいます。あくまで宗教法人と住職個人は別という行政の指導に基づくものです。

お寺の維持管理費用については、安穏廟の収益を元にした『安穏基金』の運用益や、補修積立金で賄える体制を作り上げて来ました。ところが諸行無常≠フ教え通り、時代は変化していきます。リーマンショック以降、銀行利息が低いのと同様に基金の運用益が下落しています。さらにここ数年、お布施収入の過半を占める法事が減少しています。このためお寺の通常運営費が厳しくなり、人件費はじめ経費を削減しつつ蓄えを取り崩している状況です。

そこへ、春先より客殿に雨漏りが見つかり、協議の末早急に張り替えることにしました。築33年を経て他にも痛みが出ています。また3年後に予定する新住職の就任式と住居の問題もあり、役員会で相談を始めた矢先でした。

これらの予想される出費に補修積立金と蓄えを放出すると、今後長期的に安定した寺院運営、維持管理の継続が困難となります。

『妙光寺浄土基金』

そこで、これまでの蓄えを元金に、檀徒の皆さんに加え、安穏会員等幅広く妙光寺の活動に賛同していただける方々から随時の寄付をお願いし、新たに『妙光寺浄土基金』を設立する方策が役員会で決定されました。この基金がうまく回ってくれれば、創建以来700年の歴史と、今後も末永い活動と景観を守り続ける支えにすることができます。

まずは檀徒の皆さんに今後3年の間に、ご都合可能なご協力のお願いをさせていただきました。お陰様で日々に寄付申込書が届き、感謝に耐えません。目安の10万円はあくまで平均額であり、寄付は任意です。

住職以下全役員で様々な方法を検討し、そのうえでの苦渋の決断でした。併せてご理解いただければ幸いです。

口座番号 第四銀行・西川支店1187385 宗教法人妙光寺 

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