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『住職交代式のご案内』

2016年12月

 

早めのご案内ですが
 住職交代式(正式には『法灯継承式』)のご案内を、安穏会員を含む全檀信徒にお届けしました。総代・世話人からなる奉行委員会で練りに練った計画です。
参加人数を考えると本堂では収まらず、屋外の院庭では天気が心配です。お手伝いの方も裏方にならないよう、皆さんで楽しくやりたいと考えて会場を温泉ホテルにしました。本堂のご宝前で継承式を行いますが、皆様には宴会場の大スクリーンで生中継します。お知らせした祝賀会の多彩なゲストも、色々なご縁でお願いできました。
 1年も先のことのご案内は、戸惑われるかもしれません。会場と送迎バス確保の都合上、早めに参加人数の見通しが必要なためです。ご理解ください。
 とはいえ3年前の『開創七百年法要』の際の700名という訳にはいきません。今回の参加者は安穏会員を含めた全檀信徒とその親族に限らせていただき、受付順に300名の予定です。予約のつもりで早めのお申込みをお願いします。
なぜ交代?
 多くの方が「ご前さまはまだ若いし引退は早いよ」と言って下さいます。同世代で現役の方も多い社会ですし、とてもありがたく思います。しかし、次期住職には若いうちに経験を積み、責任を実感して欲しいという思いがあります。私は後方支援に回ります。
 私自身は21歳のとき先代である父を亡くし、22歳で大学卒業と同時に住職に就きました。若すぎて何もわからず、檀信徒の皆さんにご迷惑をかけました。そのようなことの無いよう、順調な移行をしたいと考えています。
 住職引退後は院主いんじゅ≠ニ呼ばれるそうです。「何する?」とも良く聞かれますが、お寺一辺倒で来た人生、趣味の一つもないのが困ったものです。あまり出しゃばらないようにしないといけません。
初めての女性住職
 妙光寺七百年54代目にして、初めての女性住職です。現代は女性の時代とも言われますが、僧侶の世界はまだまだ男性中心です。でもなぜか、昔からお寺参りされる方の8割は女性でした。また僧侶の世界も少子化で男子不足らしく、女性住職が確実に増えています。お寺の未来を変えていく力は、女性住職の中にあるのかもしれません。そうはいっても切り拓いて行かねばならないことは多々あります。まだまだ未熟ですから、ぜひとも皆さんの支えをお願いします。
 お陰様で妙光寺は建物も境内も一新し、新しいご縁がたくさん生まれ、檀信徒も大勢になりました。私が43年間勤め上げられたのは皆様のお力添えのおかげと感謝しています。
 『継承式』は、43年間の思い出を語り合う、言わば私の生前葬≠ナす。そして新住職とこれからの妙光寺を担っていただく皆様方の出発式≠ナもあります。
 ぜひとも各地域、幅広い世代の方々からふるってご参加いただき、楽しく賑やかな『法灯継承式』にしたいと心から願っています。お待ちしています!!


43年前、現住職の法灯継承式
 

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